タイトルの"triplo ritorto"とは、イタリア語で「三つ撚りの糸」という意味です。これには様々な含意がありますが、紳士の装いとその背景としての文藝、音楽を三本柱に据えたものを書きたい、というおもいがまずあります。歴史に学ぶ、偉大な先人たちの知恵に学ぶ、学んだことを未来に生かす、そんな意図も込めています。
また、サブタイトルにある「脚下照顧」は、もともと禅のことばです。現在では「人のふり見て我がふり直せ」という程の意味ですが、自らの足元すなわち靴(そしてホーザリィ)をまずは顧みよう、そんな僕の(ちょっと即物的かもしれない)気持ちも加えて、引用させていただくことにしました。
まずは「見る前に跳べ」の精神ではじめてみますが、なにぶんわからないこと、知らないことだらけですので、お読みになった方のご意見やコメントをいただけると嬉しいです。このブログを通して、お読みくださっている方々と僕の双方が幸せになれればよい、そうおもっています。
それでは、幾久しくよろしくご愛顧のほどを…
六十七回目の終戦の日に、いまの繁栄の礎を築いてくださった先人たちに感謝と尊敬の念を込めて。
2012年8月15日
Y. J. K 識
(2012.10.23追記)
このブログを訪ねてくださったすべての方にご一読いただくために、当記事「前口上(六十七回目の終戦の日に)」をブログの一番上におくことにします。そのため投稿日時があり得ないことになっておりますが、ご了解いただけると幸甚です。
Y. J. K 識