2012年8月20日月曜日

ファドのある朝

よべの月よかりしけふの残暑かな 虚子

 相変わらずの厳しい残暑、ですね。スコール様の土砂降りになったり、あおさが目に染みる空の高さをみせてくれたり、不思議な季節です。

 夏の終わりを感じた折、ふと聴きたくなるのがファドです。うつろいゆくものへの愛惜は、どことなく日本人の感性に近いように感じます。

 今日はポルトガルの唄い手Maria Joãoの"Fado Do Coraçao Errante"をえらんでみました。伝統的なファドの様式美を踏襲しながらも(Ricardo Rochaのポルトガル・ギターの素晴らしさ!)もともとジャズ・シンガーとしてキャリアを始めた彼女にしかできない歌唱、素晴らしいと思います。 なにより、自分が生まれ育った国の産んだファドという音楽文化に対する、心からの感謝と敬畏がありありと伝わってきます。




 この曲が入っている1996年のアルバム"Fabula"は他のどの曲も素敵なのですが、それはKai Eckhardt de CamargoとManu Katcheのリズム隊のおかげかも知れません。伝統に則ったところからのみ真の革新がうまれる、音楽も装いも同じようです。

4 件のコメント:

  1. 近くにファドがBGMの麦とろが売りの定食屋が有りますよ。

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  2. 河合さん、麦とろとファドですか…とても気になります。またご紹介いただきたいです。

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  3. こちらです。http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13008171/

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  4. 河合さん、結構高級な定食屋なのですね。懐が暖かいときに伺いたいです(笑)

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